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純愛ものとして有名な小説ですが、果たしてそうなのか。

気になるのは彼女からの手紙以外、一貫して主人公の一人称で描かれている点で、あき子との逢瀬の際、そのあき子の感情は全て主人公の推測を語っているにすぎない。「20年以上互いに一途に思い続けた悲恋」はここで怪しくなってくる。もしかしたらあき子は、浮気な人だったのでは。あき子の動向は、推測するほかない。しかし、その曖昧さが怪しい。ここから何がいえるのかというと・・・、作者は純愛クソ喰らえ、男の思い込みに過ぎんのだよワトソン君、みたいな心持でこの小説を書いたのではないか。華麗な文体で、浪漫文学の代表とも言われているがゆえに、安直に純愛モノと思いがちだが、そんな見方もできると思う、というか僕にはそうにしか思えなかった。
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私は,ある作品について「つまらない」と思う理由がおもしろいひとは書き手として信用できると思っている。

対して、「つまらない」理由がつまらない、というより、同じ感想を抱いた人の間でしか共有できないオナニー文章を無神経に晒す書き手は嫌いだ。性質が悪い書き手だと、同じ感想を抱かない人には自分の文章がただ不快になるだけと分かっていて晒すから、その神経を疑う。

よくわからないなら、「よく分からないけど、つまらなかった」と言えばいいのに、大抵そこかしこに書き散らす輩はそのプライドからか、「わからない」とは言わない。そして不快な感想を書き散らす。

実際100人中99.9人がつまらないと言う作品はいくらでもあるが、それに対して口汚くののしるだけというのは作品に対して不誠実だ(この場合は、製作者がカスタマーに対して不誠実ともいえるかもしれないけど)。そんな言葉で悦に浸っている姿は、傍から観てて気味が悪い。より多くの人間がつまらないと思う作品であればあるほど、その姿は自然に写ってしまう。でもやっぱり私には気味が悪い。

批評は難しい。事細かな技術論や、時代背景など語るだけでは良い批評はできない。良い批評は作品に対して誠実に立ち向かって、初めて出てくるものだと思う。オラクルみたいに振ってくるか、散々悩まされるかは、定かでないけど。


と、生意気なこと書いてる私は全然まともに批評できないから、正に口だけ男だ。でも常に上記のようなことは肝に銘じている。せめて、ゴミみたいな感想、批評は出さないようにと。

ツイッターに常駐していてブログが全然書けていない! まとめて書くようなことができればこちらに書きたいけど、どうなるかなあ

恋愛シュミレーションゲームと恋愛ノベルズゲームを分けたほうがいいとか言いつつ、まともな定義をしていなかったことに気付く。なんだろうなあと思ってたけど、結局これはシステムの複雑さという作品の深層の問題な気がしてきた。ときメモは主人公に様々なパラメーターが存在するし、部活とかバイト(金銭問題)もある。対してノベルズゲームは対象キャラとの会話選択肢と場所選択ぐらいだ。この簡潔さが、ノベルズゲームに新規参入しやすい理由の一つなんだろう。
改めて区別をつけるなら、会話選択と場所選択という最低限のシステムで成り立つものと、それ以上のもの、というかんじ?

プログラムがまったくわからんから何か頓珍漢だ。アマガミあたり、表層としてはすごく単純で分かりやすいけど、システム自体は凄い凝ってるだろうことは門外漢にもわかるし。単純な選択自体にすごく凝ってるから、ストーリーが一本道にならないのか。この辺もっとうまくいえないものか…

何より、将来的に母国語で書かれた知的財産を自国で保有できなくなるんじゃないかという危惧が強い。

紙には勝てんよという方も多いし、俺もそう思うけど、電子書籍は端末自身も確実に進化するはずで、携帯電話が肩掛け鞄みたいなものからアイフォンぐらいまで変化したぐらいには改良されるだろう。それがどんなものなのか想像も出来ないけど、確実にその変化を起こす素地となる技術は開発されているし、これからもされていく。そうなったときに果たしてそれでも「紙が一番」といえるか、俺はすこし自信が無い。

電子書籍が売りとしているポイントは確実に消費者にとって需要があるだろうし、なによりコンテンツを作る側にも高い印税というなんとも分かりやすいメリットがあるから、今でこそ保守的な人も、近い将来一気に電子書籍にシフトすることも考えられる。

ただどうしても当面電子書籍が達成し得ないだろうことが、本につつまれる空間をつくることで、空間的な制約がある以上不可能といっていい。ARが普及すればわからんがね!

ま、日本の出版業界の対応の鈍さを批判するのも最もだが、今更日本がこの分野でリーダーシップ取ることはないだろうし、いかにコンテンツを黒船から保護するかを考えていただきたい。資本主義はえげつないから。

あと出版不況加速云々だけど、関係ないと思う。端末が規模の経済で単価が安くなって拡く普及しない限りは。本を読まない人間は変わらず読まない。そういうひとが触れるコンテンツ(雑誌、新聞)は当分この影響を受けないハズ。そこらへん数を売ってナンボだから、広まらないことには始まらない。マンガに関しては日本は特殊だと思うし、なによりまだ電子書籍は始まったばかり。不況っていうなら、そりゃ単に魅力がないだけさ。




今おもったけど、掲示板みたいな巨大ディスプレイがいっぱいある、コンテンツ紹介場みたいなスポットができれば、本につつまれた空間=本屋の再現ができるじゃないか。基本情報が本の背表紙みたいに映っていて、手持ちの端末を近づけると自動的に一時ダウンロードされてコンテンツの確認が出来る。気に入れば買えばよし、いらないならそのまま離れる。そうすると自動的に一時ファイルは削除されて、感覚は立ち読みに近い。注目の新刊などは、より大きく、混雑しても差しさわりがないような位置のディスプレイに情報を多めに載せ、人々はその下で自分の端末を見ながら新刊をチェックする……。時間制限を利用して情報を消すのもいいな。

おもしろい!

そもそも電子書籍が普及すると、今まで埋もれていた良質なアマチュアによるコンテンツも日の目をみるから、絶対楽しいと思うんだよね。ネットを利用してそういったコンテンツを有志で広告うってしかる場に紹介したり。ニコニコ動画が今やってることに近いかな。自分が面白いと思ったものは利他的に紹介したくなるし。こうなると今の大手もそれ以外も、「良質なコンテンツを配信できるか否か」唯一つが評価基準になりそうだ。つまらなければ大手でも容赦なく堕ちる時代……スリリングだなあ。

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